nyankokonの感想記録

本や映画などの感想を記録します。

ハリーポッターと炎のゴブレット

年:2005

時間:2時間37分

他校との関わりも描かれていて今までにない雰囲気。序盤にクディッチのワールドカップがあり、学校でも選ばれた生徒達による三大魔法学校対抗試合があり、魔法界の人間界と同じような風習を感じることができた。

これまでずっと仲良しだったハリーとロンの仲違いや、舞踏会のダンス相手選びなど、今までの冒険とは異なる人間関係部分も多くて面白かった。

中盤までは対抗試合で楽しい雰囲気だったが、トロフィーを取ってから一転してシリアスになった。シリーズで初めて人が亡くなる描写があり、ヴォルデモートが復活。死の呪いで人を殺せてしまう魔法界は、人間界よりも人の命が脆くあっけないと思う。そして、簡単に人殺しになる危険性をはらんでいる。

前作で逃したペティグリューがヴォルデモート復活の手助けをしセドリックを殺してしまったので、嫌な予感があたった。

また、ムーディーが偽物でバーテミウス・クラウチ・ジュニアがポリジュース薬を使って変装していたと分かった時、年齢的には試合に出れないハリーの名前がなぜ炎のゴブレットから出てきたのかという疑問や、ハリーが試合を勝ち進むためのヒントを都合良くつかめている違和感に対する答えが分かって一気にすっきりした。やたらと謎の飲み物を飲んでいる描写も全て伏線だったのか。すごい。

ヴォルデモートの復活で、今後はシリアスな展開になっていきそう。